君が君で私が私だから。







俺は幻聴だと確かめるため
後ろに振り向いた。



え?

待てよ

完全に思考停止。


何で?



中野友愛が俺の前に居る?


幻覚?

いやそんなはずないな


『え?お前何で?』

「来ちゃった!」


中野友愛は可愛らしく
下を出して小さく笑った。


『彼氏…は?』

「置いてきちゃったあ…」

『何で?』

「だって淳いつもと違った」

『それだけで?』

「うん心配だったから」

『あー…そう』

「家近いし一緒に帰ろ」

『おう』



俺達は並んで歩き出す


やばい嬉しかったりするかも



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