ALONES

彼の唇がそう動いた瞬間、


私の視界にたくさんの花が咲き乱れた。




…何だろう、この気持ち。


もう、アルしか見えない。


世界中の何を犠牲にしても、彼の傍にいて、彼の傍で笑って泣いて、息をしたい。



これって。



これって。




―——これって、もしかして。














私、アルの事————。

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