密恋。~リスクのある恋~
 

「気付いてたでしょ?ライブの時。汗だくのチハルさんが超エロくてつい、キスしちゃったんだ」

「!」


SAKUは全く悪気も見せず、ぺろっとかわいく舌を出す。


てことは…

さっきの、わざとだったの!?

あんなたくさんのファンの子達を前に!?

…嘘…信っじらんない!


「ほら、俺3ヶ月以上、チハルさんに触れるの我慢してたからさ」

「な…っ」

「もう我慢できなかったんだ。今しかないって思って。だから…許してね?――あ、でも、あれは表向きは事故ってことにしようね?」

「は?意味わかんない…」

「わかるでしょ?俺、アイドルだし、そういうことにしとかないとファンの子達を失望させちゃうの可哀想だからさ。俺、ファンの子達を裏切りたいわけじゃないから」

「だったら、こんなこと」

「チハルさんのこと欲しいから、やめない」

「!」

 
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