甘くて危険な密~図書館で~【TABOO】
「いらっしゃい、早妃ちゃん」
「今日は。伊藤さん」

金曜以外は毎日来てる私は司書の伊藤さんと仲が良い。そして……。

「伊藤ちゃん、これ最高だわ」
「良かったです。また借りていきますか?松原先生」

その名前を聞いて私の身体がピクリとなる。

「そうですね。ちょっと見てきますね」

この台詞がイケナイコトの始まりの合図。先生が奥に消えた後、私も後に付く。


「……先生」
「おっ。来たな」

そう言うと、先生は高い所を取る為に置いてある椅子に私を座らせて、足を固定した。

これは私から望んだこと。だからじっとしている。
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