悪魔の背徳な誘惑【TABOO】
祐也は私の睨みに動じず、書棚の奥へと消えていく。



見慣れた白衣の背中が遠ざかる。



私は裕也の背中を追った。


人の所有物となった裕也は私の心を強く惹きつける。



天井を突き抜ける程の高さの棚が並んでいる。


その閉塞的な空間が私たちだけを世界から分離した。


私は祐也の背中に抱きつき、大きくて弾力のある自慢の胸を押し付ける。


経験豊富な裕也を落とすには足りない色気。


他の女と結婚したのは私のせいかも。









< 4 / 5 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop