イジワルなのは誰?~図書館で~【TABOO】
「今日は楽しかったよ」
「今日もでしょ?」
「まあね。後、今日は君に良いことを教えてあげる」
「良いこと?」
「うん。僕、彼女出来たんだ?」
「彼女?」
「うん。神山先生の彼女だった人──小池先生」
その名前を聞いてピクリとする。けれど、冷静に。
「じゃあ、写真は……」
「消さないよ。少なくとも卒業するまでは君は僕のモノ」
「……」
「でも、優しいでしょ。僕。隠さないで教えて、牧さんも同じ立場になれたし」
「……でも私には証拠はない」
「そうだね。だから僕の方が優位」
わかってたこと。教えてくれるなんて絶対にないんだ。
「今日もでしょ?」
「まあね。後、今日は君に良いことを教えてあげる」
「良いこと?」
「うん。僕、彼女出来たんだ?」
「彼女?」
「うん。神山先生の彼女だった人──小池先生」
その名前を聞いてピクリとする。けれど、冷静に。
「じゃあ、写真は……」
「消さないよ。少なくとも卒業するまでは君は僕のモノ」
「……」
「でも、優しいでしょ。僕。隠さないで教えて、牧さんも同じ立場になれたし」
「……でも私には証拠はない」
「そうだね。だから僕の方が優位」
わかってたこと。教えてくれるなんて絶対にないんだ。