Black Beast.
”絶句”
「 自分で言おうとか思ってた?
でも、きっと言えないでしょ?
だから、俺が代わりに─────────ッ 」
”目の前が真っ暗になった。”
”言葉を失った。”
そんな顔を一瞬した彼は
その瞬間、目の色を変えて
足元にあった鉄パイプを片手に
悪魔のように笑う男の目の前へ
素早く移動し、容赦なく腹部を殴った。
拳よりも遥かに硬く、重いソレは
細い彼の身体を軽々とさっきより
遠くへ吹っ飛ばした。