Black Beast.

























「 キス以上のことも、シたかった? 」






最後に、チュッ、と唇に
キスをした彼が意地悪そうに
そう言って笑って、
バカって、彼の頭を叩こうと
手を上げると、あっ気なく彼に掴まり、
そのままシーツに縫い止められた。






「 キスで我慢してやるよ 」



「 ・・・・バ、バカ 」





楽しい旅行の1日目の夜。
文字通り息も出来ないほどの
深いキスをされた私は、
いつの間にか意識を飛ばしてしまっていた。





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