Black Beast.





























「 ・・・・だったら何だよ 」





ふんっ、と目を逸らしながら
そう言われて、涼しい部屋に居るのに
顔がすごく熱くなっていくのを感じた。





「 言っとくけど、
  お前が気付いてないだけで・・・ 」





そう言いかけて口を噤んだ彼に
”気付いてないだけで、なに?”と
首を傾げると、”なんでもない”と
顔を背けられてしまった。





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