Black Beast.



























「 ・・・・・綺麗 」






ふっ、と目を開けてすぐに
自然と口から零れた一言だった。






数段しかない階段の下、
目の前に広がるのは一昨日
みんなで遊んでいた浜の砂より
細かいサラサラな砂の浜。






海と、星空と。






視界いっぱいに広がる景色に
それ以上何も言葉が出てこなかった。





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