Black Beast.
「 それ、返事? 」
「 ・・・・うん 」
「 ・・・・そっか 」
真っ暗で、表情はよく見えない。
そのはずなのに、見間違いかな?
今、玲央くんのすごくすごく
嬉しそうな顔が見えた気がした。
「 ・・・・私を、好きになってくれて
ありがとう、玲央くん 」
私がボソッとそう言うと、
玲央くんはふっ、と小さく笑った。
「 俺に惚れられたってことは
もう一生、離れられねぇってことだって
分かってんのか? 」
うん、って頷いた直後、
ガブリ、と噛み付くような
キスをされて、苦しさに顔を歪める。