密の味~ふざけた関係~


「砂羽ちゃんの彼氏はなんも言わない?」


「言わないね」


そんな時期とっくに過ぎ去ったっつーか。


もともとそんなタイプじゃないし。


まあ最近は特に。


私に関心が無いみたいだけど……。


「それ、愛されてんの?」


「うるさい」


思い切り頭を叩いてやった。


「てかそもそも! 職場の飲み会で何もあるワケないし」


「いや、あるし!」


「少なくとも私は無いね」


「ふ~ん」


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