オレ様専務を24時間 護衛する
『仕事』という点においては、
家事全般 + 移動の時の『女性撃退』くらい?
まぁ、単なる『女性撃退』ってワケじゃないけど。
今日のアレで、『男好き』ってのが
広まってくれると有難いんだけど。
そうしたら、あの撃退法の出番も無くなるし。
はぁぁ~~……。
幼気な乙女の唇を何だと思ってんのよ!!
って、『女』と思われてないんだった。
はあぁぁ~~……。
「京夜様……京夜様…」
完全に酔い潰れてるよ。
どうしよう……。
やっぱり、放置はダメだよね?
「もう!!」
仕方ない、おんぶするか!!
ソファに横になる彼の腕を肩に掛けて、
背負い投げの要領で、
彼の懐に入り込み、身体の重心を…。
何とか担ぎ上げた私は彼の部屋へ。
ベッドの掛け布団を捲り、
彼をベッドにそっと下した。
すると、
彼の髪が乱れて頬に…。