オレ様専務を24時間 護衛する
私は目を閉じて……考え始めた。
確か、昨日の夜は……―――……
起きたばかりの回転の鈍い頭で
必死に思い出し始めると……。
―――――あっ!!?
そう言えば、昨夜……。
京夜様に誘われ、一緒に晩酌して。
彼は何か想い耽っているような、
考え事をしているような……。
辛い過去を思い出している様子で
度数の高いお酒をかなりのペースで…。
―――――そうだ!!
彼が酔い潰れてしまって、
そんな彼を私がおんぶしてこの部屋に。
で、彼の髪が乱れていたのを
そっと直そうと手を差し伸べて……。
………!!////////
やだ……思い出しちゃったよ////
だってキス自体、
昨日の日中に彼としたのが初めてで、
何をどうしていいのか分からずパニックだったし。
しかも、あんな濃厚なディープキスを
されるなんて思ってもみなくて、
抵抗どころか、完全にキスに酔いしれて
私、意識を飛ばしちゃったんだ。
―――――で、この状況。