オレ様専務を24時間 護衛する
私は車体の低いハーレーをチョイス。
キーを差し込み、エンジンを掛け
ヘルメットを被り……。
彼の合図で夜の街へと繰り出した。
煌びやかなネオンを眺めながら、
爽快に湾岸線を走り抜け、
久しぶりのNight Runを楽しんだ。
とあるパーキングエリアで休憩をする事に。
バイクを停車させ、ヘルメットを外した彼。
長い脚が優雅に見える。
何で……こんなにも絵になるんだろ?
私が見惚れていると、
「おい、松波。ここに座れ」
指示された場所は海沿いの縁石の上。
促されるままにエンジンを切り、
バイクを下りてヘルメットを外し、
彼の指示する場所へ腰を下ろした。
……ここで休憩するんだ。
ふと、目の前の夜の海を眺めていると
「ッ?!!」
「悪い、ちょっと休憩な?」
「……////は、はい////」
彼は背中合わせに腰を下ろし、
私の背中に身体を預けて来た。