オレ様専務を24時間 護衛する
「えぇーっと、自分が京夜様のお世話をしている事と、京夜様の『女嫌い』の事を話した上で、“必要以上に京夜様に触れない”というような形でしたら、頼める女性が1人いますが…」
「ホントか?!」
「あっ、はい……多分」
大丈夫だよね??
「どんな奴だ?その女」
「そうですね、見た目はキレイ系でスタイルは抜群です」
「容姿はどうでもいい。性格だ!!今風の奴か?」
「性格ですか?んー…しっかり者の心配性で…」
「あぁー!!そういうんじゃなくて、玉の輿を夢見るタイプか?惚れやすいタイプか?見た目重視で選ぶタイプか?」
あぁ~なるほど、そういう事ね。
「あっ、いえ。彼女の好きな男性はかなり変わってるので大丈夫かと思います」
「変わってる?どういう事だ?」
「んー、そうですね。簡単に言うと“ダメ男”がストライクゾーンの子です」
「ダメ男?」
彼は軽く首を傾げた。
ダメ男を知らないの?
そりゃあ、何でも出来る京夜様は
言うまでも無く『パーフェクト男』
彼と正反対を説明すればいいのよね?