オレ様専務を24時間 護衛する
私がパニック状態のまま、車は停止した。
目の前には『御影百貨店』
私は放心状態のまま、
社長夫人に手を引かれ、百貨店の中へ。
いつの間にか、
社長夫人が身の回りの一式を揃えてくれた。
そして……。
「希和さん、ここが京夜の自宅よ」
「………は?」
目の前には超高層ビルの建物が。
マンションでは無く、億ション?
私が知っている次元の住まいとはかけ離れ過ぎて
言葉は出ないし、足が動かない。
「希和さん?」
「……は…い」
「行きましょう?」
「……は…い」
社長夫人が腕を絡めて、
何故か楽しそうにズンズン歩く。
私は放心状態で引き摺られてる感じ。