オレ様専務を24時間 護衛する
希和side
朝食を取り終えた私は
京夜様のお母様に別室へと連れられ…。
「希和さん」
「はい」
「唐突だけど、女性のあなたから見て、京夜は男性としてどう?」
「はい?『どう?』と、おっしゃいますと?」
ゲストルームらしき部屋のソファに腰掛け
突然、爆弾のような話題を……。
どうって……。
そりゃあ、『御影』の御曹司だし
スタイル抜群でイケメンだし、
かなり強引だけど仕事は出来るし、
表向きは文句なしのパーフェクトマンなんだけど。
実際は“超絶”がつく程の『オレ様』だし、
常識からかけ離れてる『異常者』とも思えるし、
それに可哀想に思えるほど心が歪んでる。
全ては過去にトラウマがあるように思えてならない。
「あの子、異常なほど女性を毛嫌いしてるでしょ?」
「ッ?!……そう………です……ね」
そう!!
それよそれ!!
それも恐ろしく、凄まじいほどに!!
苦笑しながら語気を濁すと、