オレ様専務を24時間 護衛する
この俺様がそんな手に乗るワケねぇだろ。
『色仕掛け』なんてモノは、俺にとって
猫に小判、豚に真珠、豚の耳に念仏と同じ。
世界一の美女だろうが、
ナイスバディの持ち主だろうが、
そんな事はどうでもいい。
俺は今、この腕の中にいる『偽男』の
化けの皮を剥ぐこと以外、興味は無い。
俺は松波を腕の中に閉じ込めたまま
「お宅んとこ、何やら立て込んでるっぽいけど?」
俺は至って冷静に振る舞う。
「へ?」
俺の言葉が理解出来ないのか、
呆然としている女豹。
ったく!!
この俺様が100歩譲って
優しく話し掛けてやってるっつうのに
バカ女は所詮『バカ女』
一度で理解しろっつうのッ!!
「チッ!これだからバカ女は嫌なんだよ。アンタの上司の携帯にトラブルの連絡が入ったって言ってんだよ!」
俺は蔑むように吐き捨てた。
『女』なんて生き物に
気を遣うなんてまっぴら御免だ!!
すると、