オレ様専務を24時間 護衛する


女豹は“信じられない”といった様子で

噂が本当なのか、尋ねて来た。


この光景を目の当たりにして、

まだ、気づかないのか?!

本当にバカだろ……コイツ。


それでもまだ納得していない様子で

何度も瞬きをして顔を振っている。


チッ!!

ったく、バカ女には

“トドメのトドメ”が必要らしい。


俺は小さく息を吐き、松波の顎を持ち上げた。


そして、

―――――――チュ~~チュッ……。


松波のYシャツの襟元に指をかけ、

少し無理やりに下ろして

俺は躊躇なく松波の首筋にキスマークを。



初めてつける『キスマーク』


吸う力加減とか、つける場所とか

そんな事を気にする余裕は無かった。



だって……松波の……―――……。


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