オレ様専務を24時間 護衛する
18時10分――――
自宅の玄関前に到着。
俺は深呼吸して、ドアのパスワードを入力し
♪ ~ ♪ ~ ♪ ~
解除音を確認し、ドアを開けた。
すると―――――、
「お帰りなさいませ」
玄関へと駆け寄ってくる男が1人。
「お前が新しい護衛か?」
「はい、松波希和と申します」
「……松波」
「…お夕食の準備は整っておりますが、先にご入浴になさいますか?」
「あっ……いや、食事にする」
「承知しました。では、すぐにご用意致します」
松波という男は柔らかい笑顔でキッチンへと。
背は俺より低め、175くらいか?
男にしては少し華奢な感じだが、
本当に護衛も出来るのだろうか?
それに………。