オレ様専務を24時間 護衛する
眉間にシワを寄せ、不服そうな京夜様。
ヤバい!! 何とか軌道修正しないと。
「京夜様はおみ足が長く、スタイル抜群ですから、どんなお衣裳でもお似合いかと存じます。端正なお顔立ちですので、スッキリとしたデザインのモノをお召しになられても華やかになると思います」
「ふぅ~~ん、白々しいヤツ」
これくらいじゃダメだ。
もっと、他に良い言い方が……。
パニクる頭をフル回転させ、
悩みあぐねていると、
「もういい」
「へっ?」
時間切れを告げるかのように
京夜様は手にしたジャケットをスタッフへ手渡した。
「これにしてくれ」
「はいッ!!畏まりました」
一瞬にして明るい表情になったスタッフ達。
私は何が起きたのか、サッパリ分からず。
機敏に動く彼らを目で追っていた。
すると、