オレ様専務を24時間 護衛する


「何か?」

「お前のダチは、どれくらいだ?」

「へ?あっ、サイズですね?う~ん……」


カクテルドレスを指差し、尋ねられた。

朱夏はそうだなぁ……これくらいかしら?



「京夜様、この7号くらいかと」


私は青みがかかったグレーのドレスを手にした。

京夜様のダークグレーと対になるように。


すると、


「お前は、女物のサイズにも詳しいんだな」

「ッ!?」


しまった!!

今、自分が男装している事をすっかり忘れてたよ。


「く、詳しいというより、勘でこれくらいかと……思っただけで……」


―――――ダメだ。

完全に墓穴を掘ってる。


京夜様は腕組みをし、

不敵な笑みを浮かべている。


マズい……よね?

必死の思いで作り笑い。

けれど、それも限界??


胃がキリキリと痛む中、

女性店員が私が選んだドレスを手にして、


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