オレ様専務を24時間 護衛する
ちょこまかと俺の後ろを歩く松波。
ふと、ショップのディスプレイガラス越しに
俺らの姿が映し出されているのに気付いた。
!!??
――――何だ?……あの眼は。
歩み寄った松波に怒りを露わにした。
この俺様に対して、
喧嘩を売るような眼つきをしやがって。
ホント、ムカつく奴。
「覚悟は出来てんだろうな?」
「?!!」
「フフッ」
顔面蒼白の松波は、
俺の言葉で一瞬にして目が泳ぎ始めた。
そうそう、そうやって怯えていろっての。
この俺様を威嚇するなんざ、
150億年早いっつーのッ!!
返す言葉も失った松波に冷視線を浴びせ、
俺は再び、百貨店内を歩き始めた。
そして、とあるショップの前に。
そう言えば、今回はまだだったな。
俺はおもむろに足を止め、