オレ様専務を24時間 護衛する
ショップ内の女物コーナーへ。
「おいっ」
「ふぁい!!」
「プッ、何だそのまの抜けた返事は」
「す、すみません!!////」
見るからに『女』丸出しの松波。
瞳をキラキラさせてやがる。
フッ、所詮『女』なんて皆、同じって事か。
パシッパシッと軽く頬を叩いて、
「何か?」
仕事モードに切り替えた松波。
「お前のダチはどれくらいだ?」
「へ?あっ、サイズですね?う~ん……」
俺は目の前に飾られたドレスを指差した。
すると、
「京夜様、この7号くらいかと」
―――――7号?
フフッ、女物のサイズのを口にしやがった。
しかも、そんな事に気付かず、
松波はグレー調のドレスを手にした。
「お前は女物のサイズにも詳しいんだな」
「ッ?!」
松波は俺の言葉で硬直した。