オレ様専務を24時間 護衛する


「お客様、どうですか?着け心地は……」

「そうですねぇ……」


フィッティングルームの鏡に映る自分に唖然。

だって、朱夏の言う通り

『34C=C75』がピッタリ合う。


それに着け心地は想像以上に良くて、

今まで毎日愛用している下着と比べものにならない。

やっぱり、良いモノって違うのね。


自分の下着姿に見惚れていると、


「希和、ちょっと開けるよ?」

「えっ?!」


―――――カチャッ


胸元を隠す間もなく、扉がスッと開いた。


「どう?」

「どっ、どうって……」


朱夏の背後から申し訳なさそうに店員さんも顔を出し、

2人の視線が胸元に注がれる。


「うん、バッチリじゃない」

「はい、そうですね。着用感のシルエットも大丈夫そうですね」

「ッ!!////」


女同士とは言え、やはり恥ずかしい。

マジマジと見られるとどうしていいのか分からない。


すると、


「ちょっと失礼しますね」


そう言った店員は、

朱夏の背後からスッとフィッティングルームの中へ。


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