オレ様専務を24時間 護衛する


今までにいないタイプの男。

武術が出来る上、料理の腕も良く

気遣いが女並み。


何なんだ?……あの男。

マジであっち系なんじゃねぇか?!

これで、今夜……部屋にでも来たら、

俺、マジで…ヤバいだろ!?



混乱する頭をスッキリさせたくて、

俺はまだほとんど湯が張られていない浴室へと。




腰にバスタオルを巻き、浴室から出ると


!!!!????


「おっ、おい、お前はそこで何をしてる?!」

「えっ、あっ、はい。お風呂の上がりのマッサージをと…」

「ッ?!………マッサージ…?」



確かに以前に何度か使用人に頼んだ事はあるが、

まさか、頼んでもいないのに……。



「あっ、いや、いい。別に必要ない」

「左様でございますか?では、ご用がございましたらお声をお掛け下さいませ」



そう言って、表情が急に和らいだ。


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