オレ様専務を24時間 護衛する
――――――――チュッ
ほんの一瞬だけ、触れるだけのキスをした。
「キャアァッ!!」
「えぇーッ?!あの人、御影の御曹司だよねぇ?」
「ヤダッ、何アレ??あの京夜さんがキスだなんて……」
俺の予想通り、反応は上々。
松波とはもう何度もキスをしているから
俺的には何とも思わないが、
目の前のコイツは違ったらしい。
今まで見た事が無いくらいに顔を真っ赤にした。
しかも、涙目で俺を睨んでやがる。
「お前、喧嘩売ってんのか?」
「……売っていいなら売りたいです!死ぬほど恥ずかしい/////」
「ッ?!ちょっ……おい……」
松波は俺をジッと見つめたまま、ポロリと大粒の零した。
そんな風に本気で泣かれるとは思ってもみなくて、
俺は無意識に松波を抱き寄せた。
―――――――奴の顔が隠れるように。
周りの視線を気にせず、
囁かれる言葉にも耳を傾けず、
ただただ、どうしていいのか分からず、焦った。
すると、