オレ様専務を24時間 護衛する
あっ!?もしかしてお風呂??
「京夜様、ご入浴ですか?」
「………あぁ」
「では、すぐにご用意致します」
私は彼の部屋に急いだ。
はぁ~助かった。
ギリギリセーフだよね?
この家は双方の寝室にそれぞれ浴室が完備されている。
掃除は大変だけど、同じ湯を使うよりマシ。
湯張りボタンを押し、タオルの準備をして
浴室を出るとベッドサイドに彼がいた。
さすがに脱ぐのは手伝わなくてもいいよね?
私は彼が脱ぎ始める前に寝室を後にした。
心臓が異常なほどドキドキしてる。
どうしよう……お風呂から出たら…。
マッサージってどうやってするの?
私は慌ててキッチンに戻り、
例のファイルに目を通した。
15分ほどして寝室を覗くと彼の姿はまだ無い。
はぁ~何て言えばいいんだろう?
彼から言われる前に言わないと…。
深呼吸したその瞬間―――。