オレ様専務を24時間 護衛する
「いや……別に構わない。本当の事だ」
俺は気にせず、カクテルを口にした。
すると、俺の口にしたカクテルに質問を。
ってか、目の前で作ったのに見てねぇのかよ。
仕方なく、作り方とちょっとした豆知識を話すと
馬鹿にしたように拍手し始め、
挙句の果てには、俺に説教し始めた。
チッ、世話係でも……
母親紛いの事までされるのは気に食わねぇ。
煩い口を塞ごうと『酒を飲め』と言えば、
作り方が分からないと言い出した。
「はぁ?!俺に作れってか?」
「だって、分量も作り方も知りませんから…」
「チッ」
目を潤ませて俺を見るな!!
何なんだ……その顔。
甘えれば、俺が作ると思ってんのか?
はぁ~今日は初日だし、
コイツをクビにするワケにもいかねぇし。
仕方ねぇなぁ……。