オレ様専務を24時間 護衛する
京夜side
俺は立ち上がり、
ソファに丸まってる松波に…
「おい、松波……そろそろ寝るぞ?」
「ん?……はぁ~い」
「はぁ?!!!」
おいっ!!
お前は俺に何を求めてる?
目の前の光景に固まる…俺。
「ん~~」
松波はソファの上で両手を広げて…。
俺に……何を??!
「ん~~……抱っこ」
「へ?」
今のは幻聴か?
『抱っこ』って聞こえたぞ?
男が男に抱っこ……。
何かが間違ってねぇか?
「ほら、行くぞ?」
俺は松波の右腕を掴むと…
「ッん?!!おっ、おい!!お前……何してんだ?!」
「抱っこ~」
「………」
―――――ダメだ。
俺の頭がどうかしてんのか?