オレ様専務を24時間 護衛する
「あっ、あの////き、京夜様………お待たせ………致しました////」
「ん?ッ?!/////」
彼女の声に応えるように何の気なしに顔を上げると、
そこには見違えるほどに、可愛らしい彼女が立っていた。
床に着きそうな程に長い丈のスカート。
素材は柔らかいのか、ゆらゆらと揺れている。
優しい感じのオレンジ色が彼女によく合っている。
インナーは淡いブルーのニット、
アウターはふんわりとしたロングカーディガンを羽織っている。
そして、彼女はダークブラウンのショートブーツを手にしていた。
「あれの中身はそれだったのか?」
「………はい。………似合いませんよね?」
苦笑しながらスカートを少し抓んだ。
俺はパソコンの電源を落とし、
テーブルの上に置かれた携帯と鍵を手にして立ち上がる。
「いや、似合ってるよ」
「へ?」
俺の言葉が意外だったのか、驚いている。
「元々の素材が良いから、何着ても似合うよ」
「ッ?!!////////」
思った事を正直に口にしたら、
彼女の頬はみるみるうちに赤くなった。