オレ様専務を24時間 護衛する


ひょえぇぇ~~!!

運んだって……酔い潰れた…私を?



「礼の1つもねぇのかよ」

「あっ…すすす、すみません!!ああああ、ありがとうございました!!」



私はベッドの上で土下座した。


穴があったら入りたい。

お酒に呑まれて、運んで貰っただなんて。


お世話するハズがお世話させるだなんて…。

あぁ~恥ずかしい……。


しかも、運んで貰っただけならともかく

一体、何があったの?!

『襲った』って……何の事?


生まれて初めてだよ…。

男の人と朝を迎えたなんて。

しかも、彼氏でもない人と。



「フッ……けど、お前が武術が出来るって分かったから、ヨシとしてやる」

「へ?」

「今回だけだからな?」

「……?」



武術………落ちる……!!??

あっ!!

私、彼を抱きしめてた…。

いや、違う……絞め上げてたんだ!!


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