オレ様専務を24時間 護衛する
4 護衛開始
希和side
朝食後、身支度を済ませ、出勤する事に。
玄関のドアを開け、彼が出るのを待ちながら
ふと、重大な事に気が付いた。
彼といつも一緒ならいいけど、
1人の時はどうやって部屋に入るの?
私が考え込んでいる間に外に出た彼。
そんな彼に…
「あの、京夜様」
「ん?」
「パスワードと鍵は…」
「ん?…お前、昨日はどうやって入った」
「えっ?昨日は京夜様のお母様と…」
「…そうか。ん、じゃあ、ちょっと待ってろ」
「はい」
彼は再び部屋へと入って行き、舞い戻って来た。
すると―――――
「ん、これが家と車の鍵だ」
私の手のひらにスペアーキーを。
「有難うございます」
「で…」
カチャッ―――――
ドアを閉めた彼はパスワードを入力し始めた。
♪ ~ ♪ ~ ♪ ~
けれど………ん?
………ん??……ん???