オレ様専務を24時間 護衛する


「そこでだ」

「はい」

「突っぱねてもダメなら、別の方法を取るしかないよな?」

「………そうですね」

「だよな?」

「はい」



私は軽く頷くと、



「松波、今日からお前は俺の恋人だ」

「・・・・・」



今………何て?

『恋人』って聞こえた気がしたけど。

……幻聴かなぁ?


ん?………んん??



「はい~~~~ッ?!!」



いやいやいやいや……ちょっと待って!!

何を勝手に『恋人』認定してんのよ?!


しかも、私は今……男装して

『男』になってるっていうのに!!

一体、何を考えてるの??



―――――はっ?!!


もしかして、本気で言ってんじゃ……。

昨日といい、今朝といい。

もしかして、ホントにあっち系の住人??


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