オレ様専務を24時間 護衛する
松波は男だというのに、
何故、あそこまで気が利くんだ?
男にしておくのは勿体ない奴だな。
俺はゆっくり湯船に浸かり、
心身共に疲れを癒した。
フッ、久しぶりに思い出したな。
あの時のことを…。
風呂から出てリビングへ行くと
テーブルの上にはすでに、
カクテル用のつまみが用意されていた。
「京夜様、自分もお風呂を頂いても宜しいですか?」
「あぁ、好きにしろ」
「ありがとうございます」
松波は一礼して、部屋へと向かった。
俺はキッチンでカクテルを作り、リビングへ。
テーブルの上には、
春巻きの皮でチーズを巻いて揚げた物と
トマトを中華風のタレで和えた物が…。
一口食べると、旨い!!
手軽に食べられ、しかも旨い。
あの短時間で後片付けとこれを…。
はぁぁ~マジでアイツは何者だ?
ホント、男にしておくのは勿体ない奴。