禁色の冬の夜…【TABOO】
居酒屋を出た途端、バックの中のスマホがチカチカと点滅。



海の向こうの彼氏からの返信メールだった。



私はこっそりと隠れるように路地裏に行ってメールを読む。



『クリスマスは仕事で帰れそうにない』


彼氏がいるのにクリスマス孤独に過ごす私って…



酒を飲んでるはずなのに酔えない私の身体は冷たい。


心も寂しさで凍えていた。


「先輩…2次会行かないんですか?」


呆然と佇む私を抱き締める梁瀬君。


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