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「どうして」

「あいつに頼んだ。写真で食ってけるようになったから、迎えに来たよ」

マサ君は、瑞穂を見てから微笑んだ。

久しぶりに見る笑顔に、胸が高鳴る。

「もう……あたし、彼氏いるよ」

「知ってる」

じっと見つめあい、目をそらす。涙が溢れる。

吸いこまれるように、彼に抱きついた。
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