アマゾンに行こう


訳がわからなかった。

「ついてけないよ」
頬を張ると、彼はきょとんとした。

「じゃあ、
 迎えに来るよ」

わたしはもう一度叩いて、タクシーを拾った。

荷物を纏めて、アパートを出た。

それっきりだ。

マサ君は、いつの間にか退学していた。
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