絡み合う指が《完》…TABOO…
いったい何が起きたのか…
振り向くとあなたもあたしを振り向いて見つめてた。
無言のまま、無意識に互いに伸びていく指先。
絡まりあう瞬間…あなたが欲しくて体ごと近づいた…それはあなたもだったみたい。
夢中で指先を絡めながら抱き合い身体中に触れて…快感に溺れた。
「あぁっ…はぁ…もっ…とっ…!」
「んっ…くっ…!」
………
それから放課後の図書館で…
お互いに、彼が…彼女がいるのに…
欲しいものをあなたがあたしが与えられるから…
また、求めてしまう…
………
今日、ランチタイムの図書館であなたと彼女が窓際に立ち寄り添っていた。