ストーカー風紀委員と可哀想な不良
「ハッ。んなもんはですねー午後からサボる落ちこぼれたちを捕獲しますって名目で見回り申し出ればどーにでもなるんですよ」

――どーにでも?!なるもんか?!
マジどんだけ~だしッ!うちのガッコ!

「ちなみにさっき四人見逃したとこなんでピィちゃん先輩は再び捕獲なんで」

「どっ・・・!どんだけ―――?!」

売られまくりじゃねーか!なんなの俺!なんなの友達って―――!!!!

「待て待て無理ッ!おまえに付き合ってる時間ねぇの!俺約束あんだって」

「あぁ。さっきの『ラッキー』な約束ですか。んなのほっときやがれですよ。授業も出ずに何頭悪そうな言い訳してるんですか」

「テメェはとりあえずその敬う気ゼロな敬語を直せ!そして離せ!離してくださ――いっっ」

そのまま引きずられるように再び生徒会室・・・否、沢井の縄張りに連れて行かれることになった



「サイアク・・・」

「なんか言いましたか?」

「―――ちっ!なんでもねぇよ!!」


チクショウ。まぁいい!!
生徒会室ってのはエアコン使い放題だ!ベッドは無いけどむしろ要らねー!

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