今日も今日とて暇だから。   ※新しい仲間が増えました
「そうですかー」と相槌を打つ限り、この女といれば沈黙などないんだろうな。


「あ、それでさっきの続きなんですけど……」



玄関に着き、靴を履きながら喋り続けてくる。

いちいち構ってられないので無視をする態勢に入るとするんだが……



「フウマさんって、仲のいいトオルさんの前でも笑わないんですね」

「………。」


なんで知ってんだ。

固まった俺に気付かずか、アミはまだ話を続ける。


「トオルさんが言ってたんですけど、」


やっぱアイツか。

アイツ後でシメる。

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