ピエロ-私と中年男の記録-
経過
しばらくは新聞のおっちゃんと遊ぶ日々だった。

学校から帰ってきて、新聞のおっちゃんと待ち合わせをして、妹と三人でドライブ。

全く、小指のおっちゃんの時と一緒。



小指のおっちゃんも、ピエロに顔を出し始めた。

私は普通に話す。

前ほどではないが。人としては、普通のことだと。


でも私は少し距離を置いているつもりだった。


彼女の目が忘れられないから。



不思議と、ピエロで二人のおっちゃんが、出会すことはなかった。




そんな感じで月日は流れた。
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