空色のテロリスト
3歳で始めたヴァイオリン。
当初は両親が
一生続けられる趣味を、
と考えて習っていたのだが、
今となっては
それが生活のすべて。
プロになりたい
って、思っている。
その夢をバカにされるのも
承知の上でやっているから
タチが悪い。
絶対にこの夢を叶えて
今までわたしを
バカにしてきた奴らを
見返してやる
っていうのが原動力。
それでも
プロ奏者になるのは
ほんの一部の人、
という現実が怖いから
うちの親は
わたしに勉強も
一生懸命やらせてきた。
いつしかわたしとしても
プライドが生まれて
定期テストの順位には
命を懸けて一喜一憂。
それが、いまのわたし。
勉強のために
部活に入らないわけじゃない
っていうのもポイント。
そこがなかなか
わかってもらえないのが
もどかしくて仕方ない。