空色のテロリスト
「それを受けて、大使側は
魔方陣を敷くことにした。
大使であることを
5人だけに話していい。
点が5つで星形が書けるだろ
それで安倍晴明に
ちなんだらしいぞ。
そこはまだ曖昧しか
調べていないけどな。」
町の図書館は蔵書が古いので
わたしは偶然に
この伝説の記述の
ある本を見つけたんだ。
禁帯出の赤いシールが
ついていたけどね。
一筆書きで星を書いたような
そんな図形の真ん中の五角形に
わたしは立たされている。
とイメージしてみると。
周りには5つの橋。
それがわたしのいない世界との
つながり。
その橋に立つ友人は
わたしが吟味する。
その橋に立つ友人には
なんでも話していいし
手伝ってもらってもいい。
その橋に立つ友人には
守秘義務がある。
絶対に他言してはいけないし
他の橋に立つ人と
その話をしてもならない。