先生達とルームシェア!?
―そして、旅行の日はすぐに訪れた。
「とうちゃーく!やっぱここは空気がうまいな!」
「泉、荷物ちゃんと持ってよ」
「……眠い」
緑いっぱいの自然。
遠くから聞こえる波の音。
それと、大きなお城のような建物。
次々とその建物に入っていく。
わけもわからず、あたしはついていくだけ。
「あの、ここは…?」
「僕の別荘だよ」
「へぇー別荘……えっ?別荘!?」
たっくんの別荘…?
なんかもう次元が違いすぎてよくわからなくなってきた…
「だから、家だと思ってゆっくりしてね」
そう笑って、中へ中へと進んでいく。
大きなリビングのような部屋があって、普通に生活出来るような家具が置いてあった。
なかなか慣れないそのような場所にキョロキョロとしてしまう。