先生達とルームシェア!?
「一緒のベッドで寝て抱き締められて……もしかして好きになっちゃった…とか?」
「え?」
「……拓海のこと」
「そんなこと…っ!」
ないよ、そう言うつもりだったのに、あたしの言葉は龍ちゃんの行動に遮られた。
急に繋がれてた手を引くんだもん。
そのまま龍ちゃんの方に倒れこんで、あたしは龍ちゃんに抱き締められる形に。
「り、龍ちゃん…?」
「黙って…」
囁くようなその言葉に、離して、とは言えなかった。
龍ちゃんの腕が、体温が、鼓動が、心地よくて突き放すことも出来なかった。
龍ちゃん、あなたは今何を考えているの?
あなたは何を見て、何を感じてるの?
ねぇ、龍ちゃん。
あたしはあなたがわからないよ―…