先生達とルームシェア!?
「吉谷?なにしてんだ?」
はい、と蒼太に冷たいミネラルウォーターをもらう。
ありがとう、と受けとると一口飲んだ。
「ちょっと靴擦れしちゃって…でも大丈夫!」
「大丈夫なのか?おぶってやろーか?」
「大丈夫だってば!」
よかった、重そうだからな!と言う蒼太を軽く叩いた。
蒼太は、なんでも話せる大切な友達。
それ以上でもそれ以下でもない。
特別なのは確かだし、すっごく好き。
でも、だからって付き合うとかは全くないの!
周りにはカップルに見えても、あたし達はカップルじゃない。
とーもーだーち!
よしっ!もうこれで誰に何を言われようと気にしないぞぉっ!
「ん?なんだ?あれ」
「なに?」
急に蒼太がそう言ったから、蒼太の視線の先をたどった。
そこにはキラキラと光るものが。
蒼太はそれに近づくと、輝くそれを拾った。