先生達とルームシェア!?
「指輪だ」
「指輪?見せてっ」
指輪が祭りの明かりに反射した。
蒼太が持つ指輪を見ると…どこかで見たことあるような…
蒼太がなんとなく、それを指にはめた。
「あっ!!!」
思い出した!さっきの変な人!
小指にはめてて、 少し大きめだった気がする。
違うかもしれないけど…でもまだ近くにいるかも知れないし、確認してみよう!急がなきゃ!
あたしは蒼太から指輪を奪うと、彼が歩いて行った方に走り出した。
「瑞希!?」
「蒼太、この持ち主知ってるかも!まだこのへんにいるかも知らないからちょっと探してくる!」
「これから打ち上げ花火だぞ!?」
「先帰ってていいよ!」
「お、おい!」
まだなんか言っている蒼太を無視して、彼が行った人気の少ない道へと進んだ。