先生達とルームシェア!?
ズキズキと痛む足に彼を思い出しながら、よく知らない道を走る。
人気もないし明かりが少なくて暗くてちょっと怖いな…
はぁはぁ、と少し歩いて息を整えた。
そのとき、前からフラフラと変な歩き方をする男性が。
なんだろう…ブツブツ一人で話してて怖い…
なるべく目立たず、スッと隣を通ろうとしたけれど…
「うぉ~姉ちゃんいい体してるねぇ~」
声をかけられてしまった。
近くによって来て、真っ赤な顔でニヤニヤする目の前の人。
すっごくお酒くさいから酔っぱらってるのかな。
お祭りだし、普段よりたくさん飲んじゃったとか。
まぁそんなことはおいといて!
この人すごく体にベタベタ触ってくる…
嫌だ…っ!
「や、やめてくださっ」
「ねぇ~ちょっとだけ遊ぼうよ~?」
「い、いやっ!誰か…!」
男の人に力では勝てなくて。
ここは人通りが少なくて。
近くに知り合いの家があるわけでもなくて。
…どうすることもできないよ。